茶カテキン飲料やサプリが話題!カテキンがもたらす8つの効果

美意識の高い男性が話題に取り上げられたり、筋トレ女子が急増したり、健康志向の人が近年では増えてきています。

その一方で、仕事や家事・育児に追われて慌ただしく1日が終わり、焦りを感じてしまうことはありませんか?

自分だけが取り残されてしまうような危機感を感じているあなたに、茶カテキン飲料やサプリで人気の「カテキン」について魅力をご紹介します。

カテキンがもたらす健康への8つの効果

緑茶は茶葉を加熱し、お湯を通して、その液体を飲み物としたものです。

トクホ(特定保健用食品)や機能性表示食品などで「この商品にはカテキンが入ってますよ」とアピールされている飲料やサプリが多くあります。日本では古くから緑茶を飲む文化があり、カテキンは緑茶に含まれる成分として身近なものでした。

なぜ今、カテキンがこれほど注目を浴びているのでしょうか。カテキンがもたらす健康への8つの効果をご紹介します。

脂肪燃焼

緑茶の脂肪燃焼効果について

そもそもなぜ脂肪がつくのでしょうか。私たちは食べ物からエネルギーを作り出しています。食べ過ぎや運動不足などで使い切れなかったエネルギーは、「今度使うために保存しておこう」と脂肪として体の中に蓄えられてしまいます。

そこでカテキンを摂取すると、血液の中に取り込まれたカテキンは肝臓へと運ばれて脂質の代謝を活性化します。脂質の代謝により脂肪が燃焼されると、体脂肪が減少します。

また継続的にカテキンを摂取すると、運動した時に脂肪を燃焼する量が増えることも明らかになってきました。

コレステロールを下げる

緑茶/日本茶のコレステロール低下作用について

コレステロールは脂肪の一種で、LDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレステロールの2種類があります。

  • LDL(悪玉)コレステロールは、全身にコレステロールを配るはたらきをします
  • HDL(善玉)コレステロールは、余ったコレステロールを回収するはたらきをします

普段はバランスのとれている2つのコレステロールですが、生活習慣が乱れるとLDL(悪玉)コレステロールが増えてしまいます。増えてしまったLDL(悪玉)コレステロールは、動脈硬化を引き起こし、脳梗塞や心筋梗塞などの原因となります。

動脈硬化とは血管の壁にコレステロールがへばりつき、血管内が狭くなったり、硬くなったりする状態です。そこでカテキンを摂取すると、全身に配られたコレステロール(悪玉)が体内に吸収されるのを抑制し、吸収されなかったコレステロールは体の外へと排出されます。

その結果、LDL(悪玉)コレステロールが下がるというわけです。

血糖値が上がるのを抑える

緑茶/日本茶による血糖値抑制作用について

食べ物を摂取すると糖質は胃や腸から吸収され、血糖値が上がります。すい臓から分泌されるインスリンが血糖値を下げるはたらきを持っているのですが、インスリンの分泌が少なかったり、はたらきが弱まったりしてくると、血糖値が高い状態が続く糖尿病になってしまいます。

糖尿病は腎臓の機能を低下させたり(糖尿病腎症)、手足のしびれや感覚障害を起こしたり(糖尿病性神経障害)、目の中の網膜が障害されたり(糖尿病網膜症)といった症状を引き起こす病気です。カテキンには食べ物に含まれている糖分の吸収を抑え、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれるはたらきがあります。糖分の吸収が抑えられ、血糖値の上昇がゆるやかになることで糖尿病の予防が期待できます。

美肌効果

緑茶/日本茶による美肌効果について

人の肌は紫外線や喫煙、ストレスなどの刺激を受けて、活性酸素の発生により酸化しています。

酸化は、メラニンの増加・コラーゲンやヒアルロン酸の破壊を引き起こし、しわやシミ・たるみなどの原因になります。カテキンのもつ抗酸化作用は、酸化を防ぐことで肌の老化を食い止めることができるのです。

二日酔いを解消

緑茶/日本茶による二日酔い改善効果について

ついつい飲みすぎてしまい、翌朝 頭が痛かったり、気分が悪かったりするとつらいものです。カテキンには胃の粘膜を保護してくれる作用やアルコールの吸収をゆるやかにしてくれるはたらき、さらに体の中でアルコールが分解されるときにできる有害物質のアセトアルデヒドなどを体の外へと排出をうながす利尿作用があります。二日酔いの予防や翌日の酔い覚ましとして、楽しい飲酒をサポートしてくれそうですね。

抗菌作用

カテキンの抗菌作用について

カテキンは多くの細菌やウイルスに対して抗菌作用をもっています。生ものを好んで食べたり、梅雨の季節がある日本では古くから緑茶を飲む習慣がありますが、食中毒を予防するために考えられた昔の人の知恵なのかもしれません。

食中毒の原因となるブドウ菌やボツリヌス菌、風邪やインフルエンザのウイルスなどへの感染を阻止する力は、うがい薬よりも殺菌効果があると証明した実験もあるほどです。

抗がん作用

カテキン飲料の抗がん作用について

私たちの体の細胞は、喫煙や暴飲暴食などの悪い生活習慣からダメージを受けると、細胞が変異してがん細胞となり増殖していきます。カテキンはがん細胞の発生を抑制したり、増殖するのを防いだり、がん細胞の消滅に効果が期待できると注目され、さまざま研究が行われています。

日本人が死亡する原因の第1位はがんですが、お茶の産地として有名な静岡県が全国的にみてがんの発生率が低いことを踏まえると、カテキンの抗がん作用は期待できるのかもしれません。

虫歯や口臭の予防

カテキン成分による虫歯予防/口臭改善について

虫歯菌(ミュータンス菌)が歯に付着して酸を発生することで、歯の表面のエナメル質が溶けてしまうと虫歯になります。カテキンはミュータンス菌の増殖を抑えることで虫歯を防いだり、消臭効果があるので口臭の予防にも役立ちます。

カテキン×運動で脂肪消費量が1.4倍

カテキンは運動するときに相乗効果を発揮

有名な茶カテキン飲料が行った調査では、健常成人に高濃度茶カテキン飲料を1日1本継続して飲んでもらったところ、脂肪を燃焼させる効果が1.3倍にアップする結果になりました。痩せることを目的としたものではありませんが、健康の維持や増進として内臓脂肪が気になる人へ食生活の改善のために高濃度茶カテキン飲料をおすすめしています。

参考文献:花王 ヘルシア緑茶の特性

カテキンって何だろう?カテキンの4つの種類と3つのお茶

カテキンとはポリフェノールの一種で、お茶の渋み成分にあたります。ポリフェノールはほとんどの植物がもっている苦み成分で、抗酸化作用があり、カテキン以外にもアントシアニン、カカオポリフェノール、ルチン、クルクミンなどがあります。

主なカテキンの種類は次の4つです。

  • エピカテキン
  • エピガロカテキン
  • エピカテキンガレート
  • エピガロカテキンガレート

お茶といっても緑茶や紅茶、ウーロン茶などがありますが、含まれるカテキンの種類や割合はそれぞれ違います。ではカテキンが1番多く含まれているのはどれでしょうか。

緑茶

緑茶にも様々な種類があり、色も違います。

茶葉を発酵することなく蒸して熱処理をしたお茶です。緑茶を焙煎するとほうじ茶、玄米を加えると玄米茶になります。カテキンが1番多く含まれているのは、茶葉を発酵をしていない緑茶です。

紅茶

紅茶にも様々な種類があり、色や香りが異なります。

茶葉をしっかり発酵させたお茶です。ダージリンとアールグレイが有名ですが、ダージリンとはインドのダージリン地方のことで、アールグレイとはベルガモット(柑橘系)から抽出したオイルを香りづけしたお茶のことです。

ウーロン茶

烏龍茶は発酵の進んだ茶葉を使っています

茶葉を半分発酵させたお茶です。少しだけ発酵したものは緑茶に近い緑色で、発酵を進めると紅茶のような赤色に近づき、発酵の度合いによっていろんなウーロン茶が作られます。

お茶以外にもある?カテキンが含まれる食品

カテキンはお茶以外の食品にも含まれていますが、お茶が摂取しやすいでしょう

お茶のイメージが強いカテキンですが、実はお茶以外にもカテキンを含む食品はあります。

  • りんご
  • ぶどう
  • いちご
  • ソラマメ
  • さくらんぼ
  • チョコレート
  • 大豆
  • 抹茶
  • 小豆
  • ココア

急須のお茶では難しい?1日のカテキン摂取目安量

カテキンの摂取量は明確なガイドラインはありませんが、何事も多すぎるのは危険です。

カテキンは炭水化物・脂質・タンパク質などの栄養素のように、1日の摂取目安量は定められていません。そこで市販されている茶カテキン飲料などのカテキン含有量を調査してみました。

【茶カテキン飲料】

  • ヘルシア緑茶:ペットボトル1本(350ml)にカテキン540mg
  • まろ茶120  :ペットボトル1本(500ml)にカテキン300mg
  • おいしくダイエットサポート:ペットボトル1本(350ml)にカテキン280mg

【カテキンサプリ】

  • しなやかケア+カテキン:1日の目安量(4粒)にカテキン450mg
  • DHC カテキン:1日の目安量(2粒)にカテキン320mg
  • 山本漢方 茶カテキン粒:1日の目安量(12粒)にカテキン500mg

茶カテキン飲料やカテキンサプリでは、1日当たりのカテキン摂取量が280㎎から540㎎と設定されていることが分かりました。カテキン540㎎は急須でいれた緑茶に換算すると、湯のみ約5杯分のカテキン量に相当します(湯のみ1杯155mlの場合)。急須でお茶を入れる習慣のない家庭では湯飲みで5杯飲むよりも、コンビニでも買えるペットボトル1本(350ml)の方が手軽かもしれません。

カテキンを摂るならどっち?茶カテキン飲料orカテキンサプリ

カテキンサプリを使っても摂取することができます

茶カテキン飲料といえば緑茶というイメージですが、最近では緑茶味以外にもグレープフルーツ風味や炭酸入りのものも販売されています。カテキン飲料には、お茶の渋みや苦みをギュッと凝縮したような独特な味があるので、味が苦手と感じる人は後味がすっきりしたものだと飲みやすいかもしれません。

一方、カテキンサプリは渋みや苦みを感じることなく摂取できます。持ち運びも場所をとらず手軽に摂取できるメリットはありますが、サプリによって1日2粒から12粒と摂取量に差があり、商品によってはたくさんの量を1回で飲む必要があるかもしれません。

最終的にどちらが好みかということが、茶カテキン飲料かカテキンサプリかの選択の分かれ道になることでしょう。

まとめ

カテキンがもたらす健康への8つの効果をご紹介しました。

  • 脂肪燃焼
  • コレステロールを下げる
  • 血糖値が上がるのを抑える
  • 美肌効果
  • 二日酔いを解消
  • 抗菌作用
  • 抗がん作用
  • 虫歯や口臭の予防

生活習慣の乱れが引き起こす生活習慣病は、食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などが関係しています。
「毎日バランスのとれた食事を摂るのは難しい」
「運動はしたいけど時間がない」など

規則正しい生活習慣が健康にいいと分かっていても、継続することはなかなか困難です。限られた環境や時間の中で効率よく健康の維持・増進を行うために、カテキンが注目されているのも納得できます。

カテキンは日本で古くから親しまれてきた身近な存在であり、茶カテキン飲料やカテキンサプリで手軽に摂取できるということが、仕事や家事・育児に追われる忙しい現代人に人気の理由かもしれません。

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