あなたは筋肉痛になりたいと思いますか?
何を言っているんだと不思議に思われるかも知れませんが、世の中には筋肉が嬉しいと思う人達もいるのです。
極端ですが、ボディビルダーやトレーニング愛好家の中には、筋肉痛になることでその日のトレーニングの良し悪しを判断する人もいるくらいです。
スポーツジムでも入会して半年もすると、最初のころはあった筋肉痛がなくなって、効果がないように感じるなどの相談もあります。
では、本当に筋肉痛はトレーニングの効果の指標になるのでしょうか?
今回は、筋肉痛と筋トレの関係と効果についてお話ししたいと思います。
筋トレの目的
まずは筋トレの効果と筋肉痛の関係をお話しする前に、そもそも何のための筋トレをしているのか明確にする必要があります。
筋トレをする目的としては、大きく分けてボディメイクと健康維持に分けられます。
ボディメイクに必要な筋トレは、筋肥大を促すトレーニングであることです。そのためには、高重量かつ、ウォールアウトまで体を追い込むことが必要になります。
健康維持に必要な筋トレとは、肥大よりも筋肉の持久力や筋肉バランスを整えるようなトレーニングが求められます。重さよりも、多くの関節を動かすトレーニングメニューが向いています。
あなたがどの目的で筋トレをしているかによって、この後で説明する筋肉痛の必要性が変わってしまうのです。
筋肉痛は必ず必要か?
これは一概には言えませんが、ボディメイクが目的の筋トレなら必要です。
逆に、健康維持が目的なら必要ありません。
その理由をご説明しましょう。
まず筋肉痛はどういう時におこるのか?
筋肉痛は、普段なれない筋肉を使ったり、特定の筋肉だけに普段がかかる動きをしたときにおこります。
したがって筋肉痛が起こる動作は、体にとって経験したことがない、もしくは経験が浅い動きになります。逆に動作に慣れてしまえば、筋肉痛がおこらないのは当たり前なのです。
では、なぜボディメイクには必要だと言えるのか?
ボディメイクの場合、動作になれている時点でそれ以上の筋肥大がおこる可能性はほぼないでしょう。
ただ筋肉痛が必ずしも必要とは言えません。実際に筋肥大に必要な要素はいくつか存在するのです。
そして健康維持になぜ必要ないのか?
健康維持を目的にしたとき、筋トレの指標は動作になります。歩ける、走れる、正座できるなど、動作を行うための筋トレなのです。
筋肉痛を指標にしてしまうと、目的とゴールがずれてしまいます。最初のうちは筋肉痛があると思いますが、筋肉痛がなくなったからトレーニングの効果がないとは言えないのです。
毎日の筋トレは逆効果になるか?
最後に筋トレは毎日行うべきかについて、お答えします。
ずばり運動の強度によるです。
筋トレは2〜3日に一度が良いと言われことが多いのですが、これは超回復の考え方に基づいて意見です。
超回復とは、筋トレによって壊れた筋肉が再生される際により強く作られると言う考え方です。それが筋トレ後の24〜48時かかるとされるため中ニ日は回復に努めるべきだと言われます。そうでなければ、回復できない筋肉は疲弊する一方で、逆効果になるからです。
ただし、すべて筋トレが超回復が必要なほど強度の高いものではありません。実際に毎日行って効果を実感している人もいます。
もし毎日行って体調が優れない、疲れが残るならば一日空ける、二日空けるなどの調整を行うことが重要なのです。
初心者の方は、トレーニングの習慣をつけることも考慮すると、二日に1回のペースで行うことをお勧めします。
まとめ
今回の記事は如何でしたか?
筋肉痛のありなしや、トレーニング頻度についての質問は後をたちません。
結局はあなたが何のために筋トレをしているのかを明確にすれば、答えはそこにあるのです。
この記事が、お困りのあなたのお役に立てたなら幸いです。