現役トレーナーが教える効果的なダイエットメニュー【スポーツジム編】

あなたはダイエットを始めようとして、実際に何をすれば良いか迷った経験はありませんか?

とりあえずジムに入ってみたものの、何から手をつけたら良いか分からない人も多いはずです。

今回はダイエット初心者向けに、ダイエットメニューの考え方、スポーツジムでの流れ、ジムに行けないときの家トレメニューなどをご紹介します。

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ダイエットメニューの考え方

ダイエットを目的したときに、まず考えなければならないのが、いかにして脂肪を消費するかです。

脂肪を落とすにはエネルギーとして消費するしかありません。しかし、身体の中には脂肪の他にも糖や筋肉などエネルギーになれる物質があるので、脂肪だけを優先的に燃焼させるためにできることは、以下の3つが考えられます。

  • 運動時間を増やす

  • 脂肪が燃えやすい運動を選ぶ

  • 生産効率を高める

 

例えば、身体がエネルギーを作る工場だとします。

工場(身体)内では、
・脂肪からエネルギーを作る班
・糖からエネルギーを作る班
      :
と、いくつかの班が同時進行でエネルギーを生産していきます。
この工場(身体)で脂肪から生産されるエネルギーの量を増やしたいとしたら、

① 工場(身体)全体で作業時間を増やす
② 脂肪班が作業しやすい環境をつくる
③ 作業スピードをあげる

しかありません。

ですが①の「作業時間を増やす」と工場(身体)全体の負担が大きくなり、長くは持ちません。
無理をしてしまうと、生産ストップ(リバウンド)の可能性も出てきてしまいます。

よって、実際行うときには

② 脂肪班が作業しやすい環境をつくる
③ 作業スピードをあげる


の2点が重要になってくるのです。

では、どのようにすれば脂肪が優先的に使われ、生産効率を高められるのかについてご説明致します。

 

心拍数をコントロールする

身体の中で何をエネルギーとするかは、心拍数によって決まります。
その中でも、最高心拍数(220 – 年齢)の60~70%で運動する事により脂肪が優先的に使われます。
心拍数を計るのが難しい場合は、「ギリギリ話ながら運動できるくらい」と覚えて下さい。

そして、その運動を20分以上行いましょう!

脂肪は、糖などに比べてエネルギーに変換するまでに少し時間がかかります。
なので運動し始めは、どうしても他の物から使われてしまいます。
脂肪を消費するには、20分以上を目安に行って下さい。

 

エネルギー生産効率を上げる

身体は安定した状態を好みます。よって、ただ運動するだけでは必要以上にエネルギーを作ろうとはしません。

ではどうすれば良いか?
結論から言うと、身体にエネルギーが足りないと思わせればよいのです。

実際には、運動に変化を与えてあげることで身体もその変化に合わせ、必死にエネルギーを作ろうとします。

例えば、エアロビクスやサーキットなどです。

「遅い −から→ 速い」「低い −から→ 高い」など変化をつける工夫をすることで、身体を騙し、エネルギーの生産効率を高めましょう。

 

 

トレーニングの流れとメニュー

次に、実際ジムメニューで何をするかについてお伝えします。


1.ウォーミングアップ

2.軽い負荷での筋トレ

3.有酸素運動

4.アフターケア

以前私が働いていた大手のスポーツジム数社、全て共通していました。
これから説明する流れで運動することが無駄がなく効果的だからです。
ポイントは順番を変えないこと。慣れてくると順番を入れ替えたり、省略しがちになります。
それにより効果が半減し、結果に結びつかない事もありますので気をつけましょう!

 

1.ウォーミングアップ

まずは身体をしっかりと温めましょう。
エアロバイク、ランニングマシンなどを使って10分くらい(軽く汗ばむ程度)行って下さい。体温を上げることで、エネルギーの生産効率が上がります。

また、関節が動かし易くなるため怪我のリスクも下げることができます。

 

2.軽い負荷でゆっくり行う筋トレ

そもそもなぜ筋トレが必要かと言うと、筋トレによって分泌される成長ホルモンが関係しているからです。

成長ホルモンは脂肪をエネルギーに変換させるために必要な物質で、次に行う有酸素運動の効果を高めるためにも必要になります。


以前は、高重量のトレーニングでしか成長ホルモンは分泌されないとされていましたが、最近では軽い負荷の運動でも成長ホルモンが分泌されると言う研究データが発表されています。

ポイントは、ゆっくり行う事です。

特に初心者の方には安全面からも軽い負荷でゆっくり行うトレーニングがオススメです。

 

3.有酸素運動

筋トレ後は、身体も十分に温まり身体のエネルギー生産効率は高い状態になっています。
その状態で20~40分間、有酸素運動を行うことで脂肪を効率よく消費する事ができます。
有酸素運動で大切なことは、脂肪が燃えやすい強度を保つこと。

先ほど『 心拍数をコントロールする 』でも述べたように、
最高心拍数(220−年齢)の60~70%もしくは「ギリギリ話ながら運動できるくらい」を意識しましょう。

 

4.アフターケア

どんなに効率が良く理にかなった運動も、続けられなければ意味がありません。
そのためにも、ストレッチや入浴などで身体をケアしてあげましょう。

アフターケアは、ジムに慣れている人ほど、疎かにしやすいのでしっかり行うことをお勧めします!

 


慣れてきて変化が欲しい場合は、1~4の流れは変えずに、3の有酸素運動をスタジオレッスンやプールメニューに変えてみましょう。

順番を変えない事が大切と言いましたが、特に2と3の流れを逆にしてしまうと、筋トレの効果である成長ホルモンの分泌を抑えてしまうため十分な効果を得ることが難しくなります。

繰り返しになりますが「筋トレから有酸素運動」の順番は厳守しましょう!

 

もし効果に伸び悩んだり、メニューに変化をつけたい場合は、男女別のオススメメニューを参考にしてください。

 

効果的な筋トレメニュー

先ほど『筋トレは軽い負荷でゆっくり行うこと』はお話しました。
では実際には何を行うか?

まず大きい筋肉を動かすことを意識しましょう。

身体の中で大きい筋肉といえば、お尻、太もも、背中、胸になります。
初心者にもお勧めなマシンメニューを、部位別にまとめました。

お尻    :  レッグプレス or スクワット

太もも :  レッグエクステンション&レッグカール

背中    :  ラットプルダウン

胸       :  チェストプレス

重さは1番軽いものからで構わないので慣れることを優先して下さい。2週間くらいして慣れてきたら、15~20回出来るくらいの重さで2~3セット行いましょう。

特に、肩甲骨周りには褐色脂肪細胞という脂肪を燃やす細胞が多く存在しますので、背中の筋トレ(ラットプルダウン)はしっかり行いましょう!

 

ジムに行けないときの家トレメニュー

次はジムに行きたくても行けない時にできるホームメニューをご紹介します。

  • 深呼吸

 

  • 股関節運動

 

  • ヒップレイズ

物足りない方は、500mlのペットボトルやチューブなどを使って負荷を加えることも可能です。是非チャレンジしてみて下さい。

 

最後に…オンラインでパーソナルトレーナーを付けるのもアリ!

今回紹介したメニューはほんの一部ですが、ダイエットを始めたいあなたにとってはこれ以上ないくらいの内容になっています!
まずは継続して取り組んで頂ければ、きっと良い結果となるでしょう。

最後に一つアドバイスですが、初心者の方はジムの専門のトレーナーを付けることをお勧めします。

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