ダイエット中、急にやる気が無くなったり、モチベーションが続かなくなる事ってありませんか?
その原因は、、ストレスにあるのです!
ストレスとどう向き合うかによってダイエットが成功するか否かが決まるくらい重要なことなのです。(ストレスと上手に向き合うことでダイエットの成功率が一気に上がります)
今回は「ストレスとは何か?」を紐解いて、ストレスを減らす方法や対処法などをお伝えしたいと思います。
ストレスって何?

そもそも私たちが感じるストレスには、ストレス反応を起こす原因(ストレッサー)があります。
この原因は、大きく4つに分類されます。
- 物理的、科学的ストレス(疲労、寒さ、暑さ
- 社会的ストレス(人間関係、リストラ、転職
- 心理的ストレス(悲しみ、怒り、不安、焦り
- 体感変化によるストレス(寒いから暑い、遅いから早い
これらの原因により、精神・身体・行動で様々な反応が起きます。
例えば、
・不安を強く感じ、怒りっぽくなる
・倦怠感、食欲が増す
など、平常時では無かったことが見られる様になります。
この反応は一時的なものですが、ダイエット中の長期間ストレスを受け続けていると、モチベーションの低下や過食を引き起こす可能性があります。
健康的なダイエットをするためには、ストレスは無視できない存在なのです。
ダイエット中のストレスを減らす方法
ダイエットにおいて、ストレスを無視できないことはご理解頂けたと思います。
では、ストレスを感じた時どうすれば良いのか?
ここからは、対処法をお伝えしていきます。
ストレス対処法
ダイエットを行う際は、やることを1つに絞る
結果にコミットしない(過程を大切にする)
食事以外の楽しみを見つける
① ダイエットを行う際は、やることを1つに絞る

これはストレスの原因となりそうなものを一つに絞ることで、ストレスを減らすやり方です。
例えば、ダイエットを始めるとき、早く効果を出したいために運動と食事を同時に始める人がいます。
短期的には効果があっても、長期的にみるとリバウンドする可能性が高い上、運動・食事管理と両面のストレスがかかります。
もし、食事と運動の両方からダイエットを考える場合は、食事を整えてから運動を始めると良いでしょう。
運動から始めると、運動したことに満足し、過食に走ってしまう人がいるので注意して下さい。
② 結果にコミットしない / 過程を大切にする

ダイエットにおいて大事なことは、日々の変化をトータルで考えることです。
人の身体は理屈通りに行かなくて当たり前だと理解しましょう。
自分が立てた計画通りに体重が落ちないこともあります。
時には増えることもあるでしょう。
停滞期は誰にでもありますし、増えた体重を見て自分を責めてはいけません。
自己否定感は、脳に大きなストレスを与えてしまいます。
そんな時は、体重以外の変化に目を向けて着実に成功していると感じて下さい。
成功していると感じることで、脳内のホルモンバランスも整いやすくなり、停滞期を抜け出すきっかけになります!
逆に結果にこだわって無理な食事制限や、有酸素運動のやりすぎはリバウンドを招きます。
期日を設けることは大切ですが、柔軟に捉える心構えが大切です。
③ 食事以外の楽しみを見つける

そもそものあなたは、なぜダイエットが必要な身体になってしまったのでしょうか?
運動不足?遺伝?病気?
ほとんどの方は食べ過ぎです!では、なぜ食べ過ぎるのか?
食べること自体がストレス解消になると思い込んでいるからです!
実は、食べることでストレスは解消されません。
人は食事をすると、脳内に満腹感を与えるホルモンと精神を安定させるホルモンを分泌します。
しかし、このホルモンも食事により一時的に増えただけなので、すぐに収まってしまいます。
この一時的なホルモン分泌を繰り返し行ううちに、ストレス解消はおろか、満腹感を感じづらくなるため過食に走ってしまうのです。
そのまま負のスパイラルにはまってしまいます。
そうならないためにも、日々のストレスを解消できる脳の状態を整えることが大切です。それは、楽しいと感じることを見つけることが重要なのです。
食事が楽しみの一つであることは良いのですが、ダイエットをするうえでは是非他の楽しみを見つけて、過食にならないようにしましょう。
ストレスでダイエットを諦めそうになった時の対処法
対処法1 : ストレスの原因をはっきりさせる

私達の脳は、不確かな事やはっきりとしない事に対して強くストレスを感じます。
原因がはっきりしていれば対策を練る事が出来て、それだけで気持ちが軽くなるものです。
何が原因かをはっきりさせるだけでも、ストレスは大幅に軽減されるはずです。
対処法2 : 自然に触れる

原因が分かっても、なかなかストレスから抜け出せない人は、自然に触れる時間を作ってみて下さい!
そしてもう一度ストレスの原因について考えてみましょう。自然の中で考える事で、視野が広くなり新たな視点や解決策が見つかるはずです。
対処法3 : 深呼吸する

人は、身体のスイッチを入れる(緊張する)交感神経と、スイッチを切る(リラックスする)副交感神経があります。
ストレスを強く感じている人は、交感神経が活発になりすぎたり、スイッチのオンオフが上手にできなくなります。それにより、心身の疲労が溜まり、更にストレスを感じ易くなってしまいます。
そんな時は、深呼吸(特に横隔膜を動かす腹式呼吸)をすることで、強制的に副交感神経を刺激し、本来の状態に戻すことができます。
就寝前に深呼吸して睡眠の質を上げることは、ストレス解消にも役立ちます!
男性と女性で陥りやすいストレスの罠
女性にはダイエットに向かない時がある
女性には、月経によるホルモンバランスの影響で心も身体も不安定な時期があります。この時期は、甘いものが欲しくなったり、疲れやすく感じることもあり、ストレスになりやすい時期です。
それは「黄体期」と呼ばれる排卵後から次の月経までの間のことです。
女性にとって妊娠や出産をするために必要な時期ですので、絶対に無理をしてはいけません。
過度な食事制限や、運動量を増やすと体調を崩してしまいます。
黄体期による不調が出た時はダイエットのお休み期間、体調を整えることを第一に考えましょう!
男性は休息を入れることを習慣にする
男性がダイエットをするときに多いのが、運動を中心としたダイエット法です。とりあえず汗をかけば痩せると考える方も多く、がむしゃらに走ったり、無理な重量でトレーニングしたりと身体に大きな負荷を与えることばかり考えてしまいがちです。
負荷をかける事は大切なのですが、それにより疲労を溜め込み過ぎてはストレス状態に陥りやすくなってしまいます。
適度に休息し、ストレスを溜めない習慣をつくることをお勧めします!
最後に
以上、ストレスとダイエットについて述べてきましたが、どんなに頑張ってもストレスを完全に無くすことはできません。
なぜなら、ストレッサーがストレスになるかどうかは、受ける人によって変わるからです。
だからこそ自分にとって何がストレスなのかを把握する事と、それを解消するにはどうすれば良いかを分かっておく事が大切なのです。
「ストレスとの上手なお付き合い」
これがダイエット成功の鍵です!