呼吸が浅いと太りやすい?深呼吸トレーニングがやせる理由

ダイエット・健康のためにジョギングやランニング をしている人は多いのではないでしょうか。

スポーツジムでもランニングマシーンは、一日中埋まっているくらい人気があります。

しかし毎日30分以上走っていても痩せない、食事も気をつけているのに効果が出ないと言う声も多くみられます。

その原因は運動、食事、睡眠それぞれに問題がある可能性がありますが今回は特に有酸素運動の効果を左右する呼吸についてお伝えします。

呼吸とは?

まず有酸素運動で効果を出すためには、名前が示すとおり酸素が必要です。

体に酸素を取り入れる呼吸しかありません。

ここで勘違いして方も多いのですが、呼吸から取り入れる酸素の量は肺活量とは異なります。

なぜなら本来、呼吸とは肺の中で取り入れた酸素と、体で不必要になった二酸化炭素のガス交換を意味するからです。例えば、肺に入れてもガス交換が行われずに外に吐き出してしまうと呼吸している事にならないのです。

しかし私達は、このガス交換を意識的に行っている訳ではありません。

意識してできないのならば、自然と酸素が取り込みやすい状態を作っておく事が大切です。

けれども、現代人の多くは日頃の生活で酸素が取り込みにくい状態になっているのです。

 

現代人はみんな酸素不足

生きているのだから酸素は足りていると考える人もいますが、そうではありません。現代人のほとんどは、生きるために最低限の量の酸素しかとれていないのです。

生きるための最低限の量では、脳機能を維持するためにギリギリで代謝に必要な量はほとんど足りていません。だから有酸素運動の効果が出ないのです。

では酸素を最低限しか取れなくなる原因は何でしょうか?

それは姿勢の悪さ血流の悪さです。

 

姿勢の悪さ

まず姿勢が悪くなると、特定の筋肉ばかりを使い過ぎたり、使われない筋肉が衰えたりと筋肉のアンバランスが生じます。特に現代人に多い前のめりの姿勢は、肋骨まわりの筋肉に影響が出やすいため、肋骨がひろがらない事で呼吸を妨げる原因になるのです。

血流の悪さ

そしてもう一つが血流の悪さです。

筋肉は極端に使い過ぎたり、使わずにいるとは硬く縮こまるようにできています。そのため、デスクワークなどが多く運動不足になると筋肉ないの血管が圧迫され血流が阻害されてしまいます。肺に入った空気は血液とガス交換を行います。これを内呼吸と呼ぶのですが、この血液循環が悪いとスムーズなガス交換ができません。

よって呼吸によって酸素を十分にとりこむためには肋骨の動きの改善とストレッチで筋肉の柔軟性を取り戻すことが必要です。

 

代謝には酸素が必要

もう少しだけ代謝と酸素の関係について、ご説明しましょう。

先ほど肺に入った空気と血液との間でガス交換が行われる(内呼吸)と言う話をしました。その後、血液によって酸素は体中の細胞まで届けられます。そして今度は血液内の酸素と細胞でエネルギーを作る時に排出された二酸化炭素を交換します(外呼吸)。このエネルギーを作る作業によって代謝がおこるため痩せる事ができるのです。

そして、細胞内で実際に酸素を使ってエネルギーを作っているのがミトコンドリです。人にはミトコンドリアが作るエネルギー以外にもエネルギーを作る方法があるのですが、エネルギー生産の効率が悪く長時間の運動には適していません。
(全力ダッシュなどの無酸素運動で使われる)

よって運動によって痩せたいと思う人は、ミトコンドリアが多い細胞の状態を良い状態に保つことも重要です。その一つが筋肉であり、脳や肝臓、腎臓といった臓器になります。運動不足以外にもお酒の飲み過ぎや、薬の服用、睡眠不足もミトコンドリアの質を下げてしまうため気をつけましょう。

 

深呼吸トレーニングのポイント

最後に酸素を十分に取り入れてための、深呼吸トレーニングをお伝えします。

ポイントは3つです。

  • Point1:運動前に肋骨をしっかりほぐす
  • Point2:3回吸って1回吐く
  • Point3:呼吸が終わったら1分程度の軽い運動をセットで行う

このトレーニングは、まず肋骨の柔軟性を取り戻す事で肺の内部の容量を増やします。その状態で細胞が酸素が必要な状態(軽い運動)にする事で細胞まで酸素をしっかり届けることができます。1回でも十分効果を感じますが、

続けて行うことでより効果を発揮するので1日1回行うことをお勧めします。

 

まとめ

今回の記事は如何でしたか?

有酸素運動すれば脂肪が燃えるという考えは間違えではありません。しかし、あなたの運動が本当に有酸素運動になっているかどうかまでは考えたことは無かったのではないでしょうか。形だけの運動には何の効果もないのです。

自分の体の状態に目を向け、理解すれば運動は応えてくれます。

この記事がお困りのあなたのお役に立てれば幸いです。

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