昔は当たり前のように毎日飲まれていた緑茶。あまり馴染みがなくなったと思われましたが、抹茶ブームから今、日本茶ブームが起きています。
日本のよき文化の再来だけではなく、日本茶が持つパワーにも注目が集まっています。
昔の人に肥満が少ないのはきっと、、、調べると緑茶には様々なダイエット効果が…!!
それを紐解いていきます。
そもそも緑茶とは?
茶葉を発酵せず、発酵を抑える為に高温で蒸したもの。
- 玉露
- 煎茶
- 番茶
などがあります。
長時間蒸すと深蒸し煎茶、揉み作業を行わないとぐり茶になります。
ちなみに、緑茶を焙煎させたものがほうじ茶、半発酵が烏龍茶、発酵させたものが紅茶です。
緑茶の種類

玉露
新芽が2・3枚開き始めたら、陽の光を遮ぎって育てたお茶。
渋みがなく甘みが豊富。
煎茶
陽の光をそのまま浴びて育ったのが一般的に飲まれるもの。
一般に出回っているもの。
番茶
摘み取る時期によって一番茶・二番茶・三番茶と名称が異なる。
一番茶は上等品として扱われ、三番茶・四番茶はブレンドして番茶として販売されることが多い。
緑茶の成分とダイエットの関係

カテキン
脂肪燃焼効果
カテキンは、何もしなくても脂肪を燃焼する働きがあると言われています。
脂肪の吸収を抑え、排出を促進。食事の前や後に飲むと吸収を防いでくれます。油っこい料理を食べた時は特にオススメです。
運動と緑茶を組み合わせると脂肪燃焼効果よりUP!
血糖値の上昇を緩やかにしてくれる
血糖値とは、私たちの体内を流れる血液中のブドウ糖の濃度のことです。
食後など食べ物の摂取後は血糖値が上がります。血糖値が上昇すると、血糖値を下げるためにインスリンという物質が分泌されます。
最近の食傾向として血糖値が急上昇する食品が好まれます。 急上昇すると下げるためのインスリンがたくさん出ます。出すぎて行き場を失ったインスリンは、脂肪として蓄積されてしまいます。なので、血糖値を緩やかに上昇させることで余剰なインスリンが出ず、脂肪も作らず、体への負担を減らす事が出来るのです。
抗酸化作用
体(細胞)を錆びつかせ、代謝の悪化や老化やガンの原因になると言われる活性酸素。
その活性酸素を無毒化する働きを持っています。美容にも関わるので女性は摂りたい飲み物です。
カフェイン
脂肪分解、燃焼促進
利尿作用
カテキンと同じく、脂肪燃焼効果があるといわれてます。飲むだけでいいなんて・・・なんて素敵なお飲み物☆
老廃物の排出をお手伝いしてくれるので、足太りの大敵!むくみ改善にもオススメです。
テアニン
ストレスの緩和、リラックス作用。
睡眠の質も上がるので、寝ている間の代謝もアップします!
ビタミンC
消化吸収アップ!抗酸化作用有り!
不足しがちなものなので、お茶で摂れるのはとても手軽でオススメです。熱に弱いので茶葉を粉末にして、お菓子にかけたりするとよりGood!
飲みすぎ注意点

カテキンの摂りすぎは?
食事中に飲むと鉄の吸収を抑えてしまうので、特に鉄欠乏性の方は食事中は控えましょう。
カフェインの摂りすぎは?
摂りすぎたり、飲むタイミングを間違えるとマイナス効果になってしまいます。
空腹時に沢山濃いお茶を飲むと、胃に負担がかかり荒れる原因に…。
飲み過ぎると(1日15杯以上)過剰な利尿作用によって大切な栄養素も排出され、
寝る直前に飲むと不眠や興奮で寝付けなくなったり、睡眠の質が悪くなります。
また妊婦さんは、胎盤の材料になる血液を減少させてしまう事もあるので適度に飲み(1日3~4杯)、飲む時間に気をつけましょう。
効果的な飲むタイミングや飲み方

オススメの食後飲み!
食後に飲む事によって、上記のマイナス作用があまり起こらず、血糖値の上昇を緩やかにしてくれる作用がしっかり働きます。カフェインのプラスの作用をより効果的に活かせます。
飲み方
リラックス作用やストレス緩和を1番の目的とする時は、
低温の50度でじっくり抽出。
カテキンをしっかり摂りたい時は高温で30秒〜1分の濃い目の抽出。
夜ご飯後は低温、昼食後は高温がオススメです!
もちろん茶葉で淹れるのもいいですが、今は丸ごとすり潰して粉状にしたものが売っているので、
無農薬や有機栽培の安心なものを選び、栄養が丸ごと摂れる粉のものが手軽でオススメです!
まとめ
・育て方の違いで大きく分けて3種類、玉露、煎茶、番茶がある
・緑茶の成分でダイエットに大きく関わるのは、カテキンとカフェイン
・飲み過ぎや飲み方によって マイナスに働くこともある
・まるごといただく粉のもので、食後に飲むのが手軽でオススメ